ハロウィン

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「蒼、お菓子ちょーだい!」 にこりと笑って俺の前に両手を出した美果(ミカ)。 「え、何で?」 「何でって何で?」コテン 首を傾げるな美少女よ。可愛いではないか。惚れてしまうではないか。 こんなことを考える俺こと綱継 蒼(ツナツギ アオイ)。 俺はどこにでもいる普通の高校一年生。 普通でないところと言ったら、地の青い髪と青い目。健全な男子高校生にしては小さい160cmの身長にその身長にあった童顔って位。 まぁ、少なくはないけど… 先程の美少女こと間島 美果(アエジマ ミカ)は俺の幼馴染。外国人の父親譲りの腰まで伸ばしたオレンジの髪のツインテールに青い目。 そして金持ち。 「何で菓子なんだよ。いつもだったら生びーえる…だっけ?かをくれとか言ってる癖に。」 美果は腐女子と言う者で、男同士他の恋愛を好むらしい。 別に男同士とかそういう同性愛には偏見はない。好きになってしまったのであれば性別なんて関係ないと思う。俺は当事者になるつもりはないが。 そうは思うにしろ、俺には理解し難い。
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