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「つうかサト、オレ昨日寝てないんだわ。 寝ていい？」
「彼女んとこ？」
「あかねちゃんとこ」
「いいねおまえ。 手駒が多くて」
「そうね… てかもう帰れよ、オレ眠たいわ」
オレは再度机に突っ伏しながらそう言ったけど。
サトはしかし、「…そうだな」と言いつつもオレの傍から離れない。
オレは大きく息をついた。
「…なにやってんの」
「いや、あのさ、チカくんは？」
「保健室」
「保健室？」
「眠たいって」
『つうかオレも眠たい』とオレがあくびをしながら言うと、サトが、
「…大丈夫かよ」
とボソッとつぶやいた。
「いや、オレ、眠たいだけだし」
「バカ、チカくんのことだよ」
「チカ？ なんで？」
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