式年遷宮と神道行事

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先日、式年遷宮が行われました。 テレビにですが、神器(の入ってる箱)が映りましたね。 私が見たときは、八咫の鏡(の入ってる箱)が映っていました。 この20年に一度の式典は、いわば各職人の伝統や技術を継承する一大イベントです。 毎回、最高峰の技術で様々なものを作り上げているそうです。 伊勢神宮は、普段の食事や遷宮に必要な木材などの全てを、伊勢神宮の持っている土地でまかなっています。 しかし、今回は(相次ぐ大改修や戦火の傷跡によって)木材が不足し、他県の物を使用しました。 また20年後までに木が育っていると良いのですが…。 前回は刀鍛冶にて、日本で最後の朱鷺(トキ:神代の聖鳥)の羽をあしらった刀が造られました。 今回の為にも、20年前に朱鷺の羽を大量に戴いたそうですが、みんなダメになってしまっただろうとのこと。 今回はどのようなものが出来たのか気になります。 そして、最近は世界遺産登録に向けた活動が数多く行われていますね。 なぜ、こんなに長く続くイベントを世界遺産に登録しないのか、 という話ですが、それは、行事に関わっている方の多くが、 「これからも続いていく行事であって、遺産ではない」 という思いを抱いているからだそうです。 ただ「文化保護だ」といって世界遺産登録すればいいという話ではないですね。
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