第五章 輪郭

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   場合によっては仲間を使っての拉致や、睡眠薬を使ったりしてレイプ紛いの事も行っていた事があったそうだ。  その事からも目的の為には手段を選ばない非情な奴で、バレなきゃいいと考えている自己中心的な性格だというのがわかる。  そして、狙ったものに固執する異常な執着心も窺える。  やる事をやったあとその女の扱いはケースバイケース。  そのままバイバイもあるそうだし、つけ込めるようなら援助交際をやらせたり。裏ビデオを撮る事なんかもあったそうだ。  また、社会的立場がある女や旦那がいる相手の場合にはそれを弱味に脅迫をしたりと、その時によって捌き方が違うとか。  気分もあるだろうが、相手を見てどこまでが大丈夫なのかをはかり、その都度ギリギリを見定めて動いているとも言える。
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