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「ありがと。マジで助かるわ。けど、段取りはほとんど終わっているヤツよね……?」
念の為確認する涼子に凛花は顔いっぱいに華のような笑顔を浮かべ言葉を並べた。
「ええ、それはもちろんよ。皆さんお嬢様で温室育ちの美しい方々ばかり。夫の浮気相手と怒鳴り合いなど、とてもとても。しっかりと力になってあげて?」
「そりゃ、当然よ。出来る限りでお力になりますって……ところでこの報酬にトゲが含まれているなんて事はないわよね?」
首を傾げて凛花が言った。
「……え? トゲって何の事かしら?」
「ううん、なんでもない……」
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