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「あのっこれ//」
女子が悠太に手紙を差し出す、ハートのシールがあるから
貴司「ラブレターか」キリッ
いづき「そうだな」
つか今時ラブレター、ブームが過ぎないなぁ。
そしてその手紙を見た悠太は。
悠太「……何これ」
ただ不思議そうに手紙を見て言った。
「そのっ私の気持ち」
悠太「君の気持ちって?というか君誰?」
「えと、桐澤高校の――」
貴司「桐澤高校つったら敷居高い名門女子高じゃん、くぅー!あんなお嬢様にまでモテるとはっ!」
お前のその情報はどっからくるんだよ。
悠太「へぇ、で?君は何でここにいるの?」
「え、手紙を渡しに」
悠太「今時手紙って古いよね?そんな事もわからないの?」
「……」
悠太「何も言えないんだ、それいらないから持って帰ってね」
悠太がまた歩き出そうとすると女子がまた呼び止めた。
いい加減イラついてきたのか悠太の表情に微かに不機嫌な影が。
「いっ一生懸命書いたのに『いらない』って、しっ失礼じゃないですか?」
悠太「実際いらないから、何ならここで話してくれる?読むんじゃなくて口と頭使って話してよ、一生懸命ならできるでしょ?」
手紙を開けようとした女子に言った悠太。
悠太「何できないの?君の一生懸命ってそんなものなんだ」
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