ぷろろーぐ

4/4
前へ
/12ページ
次へ
「ふう・・・」 「や、やったー!さすがです!」 一息をつく勇者と、勝利を喜ぶ周り。 しかしあまり顔色が優れない勇者。 「・・・?どうしたんですか・・・?」 「いや・・・」 今までもこういうことが何度かあった。 ピンチになると新しい力が湧いてきて敵を倒せたり、 もともと敵だったやつがいきなり味方として助太刀に来たり、 明らかに敵が勝ったのに、殺さずにそのまま帰って行ったり。 勇者はこれまでのことを思い返していた。 今までは運が良いだけとか、 自分たちの実力だとか思っていた。 だが・・・都合が良すぎないか・・・? そう思ってしまった。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加