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「ふう・・・」
「や、やったー!さすがです!」
一息をつく勇者と、勝利を喜ぶ周り。
しかしあまり顔色が優れない勇者。
「・・・?どうしたんですか・・・?」
「いや・・・」
今までもこういうことが何度かあった。
ピンチになると新しい力が湧いてきて敵を倒せたり、
もともと敵だったやつがいきなり味方として助太刀に来たり、
明らかに敵が勝ったのに、殺さずにそのまま帰って行ったり。
勇者はこれまでのことを思い返していた。
今までは運が良いだけとか、
自分たちの実力だとか思っていた。
だが・・・都合が良すぎないか・・・?
そう思ってしまった。
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