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「では!自己紹介をどうぞ!」
甲高い先生の声がひびく。
「どうも。大塚まりなです。よろしく。」
私、大塚まりなは転校生です。
もともとは東京にいて、大阪に引っ越してまた東京に戻ってきました。
「じゃあ、大塚は窓際の一番後ろの席に座ってくれ。」
「はい。」
席に着くと隣の男子が話しかけてきました。
「久しぶりだね。まりなちゃん♪」
「あー…うん。久しぶりー…」
誰だっけ(・∀・)
こんなイケメンな知り合いはいないはずだけど…
「もしかして忘れてる?(笑)」
「うん(笑)ごめん。」
「ほらっ!俺卓也だよ!熊田卓也!」
「あー!卓也くんかぁ!久しぶりだねぇ^^」
卓也くんは塾で隣の席だった男の子。気が合うからよく話してたんだよね。
「そこーイチャつくなー」
先生が注意する。
「別にイチャついてません!」
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
「大塚ーこれ運んどいてー」
「はーい。」
私、転校してきたばっかなのにこきつかわれてる…(;∀;)
まぁ、別にいいんだけどね。
「よいしょっと…」
おっ…重っっ!
前が見えないから歩きづらいなぁ…。それに多分私の事だからきっと誰かとぶつかるよ…。
ドンッ!!
「…ってててー」
やっぱりぶつかったー
「すいません!大丈夫ですか??」
「…ちゃんと前見ろよ!!このドアホ!」
「はぁっ?!アンタこそちゃんと前見なさいよ!ばか!!」
「おいっ!お前ら!何してるんだ?!」
うげ。先生だぁぁぁぁ。
「大塚と山西!ちょっとこい!」
「はぁ~い↓↓」
「チッ!お前のせいだぞ!?」
「はぁぁ?!」
何コイツ!嫌なやつ!!
…確か… 山西だっけ。
山西は私の敵だ!
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