第1話

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「では!自己紹介をどうぞ!」 甲高い先生の声がひびく。 「どうも。大塚まりなです。よろしく。」 私、大塚まりなは転校生です。 もともとは東京にいて、大阪に引っ越してまた東京に戻ってきました。 「じゃあ、大塚は窓際の一番後ろの席に座ってくれ。」 「はい。」 席に着くと隣の男子が話しかけてきました。 「久しぶりだね。まりなちゃん♪」 「あー…うん。久しぶりー…」 誰だっけ(・∀・) こんなイケメンな知り合いはいないはずだけど… 「もしかして忘れてる?(笑)」 「うん(笑)ごめん。」 「ほらっ!俺卓也だよ!熊田卓也!」 「あー!卓也くんかぁ!久しぶりだねぇ^^」 卓也くんは塾で隣の席だった男の子。気が合うからよく話してたんだよね。 「そこーイチャつくなー」 先生が注意する。 「別にイチャついてません!」 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 「大塚ーこれ運んどいてー」 「はーい。」 私、転校してきたばっかなのにこきつかわれてる…(;∀;) まぁ、別にいいんだけどね。 「よいしょっと…」 おっ…重っっ! 前が見えないから歩きづらいなぁ…。それに多分私の事だからきっと誰かとぶつかるよ…。 ドンッ!! 「…ってててー」 やっぱりぶつかったー 「すいません!大丈夫ですか??」 「…ちゃんと前見ろよ!!このドアホ!」 「はぁっ?!アンタこそちゃんと前見なさいよ!ばか!!」 「おいっ!お前ら!何してるんだ?!」 うげ。先生だぁぁぁぁ。 「大塚と山西!ちょっとこい!」 「はぁ~い↓↓」 「チッ!お前のせいだぞ!?」 「はぁぁ?!」 何コイツ!嫌なやつ!! …確か… 山西だっけ。 山西は私の敵だ!
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