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「結局は俺の“心”の弱さが招いたことだったって訳だ・・・」
「そうだとしたらどうしてイタチ君は元に戻ることができたの?」
『それは私が自らの意思で“卍解”し、その時の“力”を使ってマスターの“精神世界”に入り、マスターと協力して“虚の闇”を抑え込むことに成功したからです。』
「それじゃあ、イタチ君はもう虚化することはないの?」
『・・・いえ・・・残念ながら・・・“虚の闇”がマスターの中にあり続ける限り、マスターが再び“闇”に呑み込まれて虚化してしまう可能性は0にはなりません・・・』
「その“虚の闇”をイタチ君の中から取り除くことは?」
『・・・恐らくもう不可能でしょう・・・先程調べてみたところ、“虚の闇”はマスターの“魂”と複雑に絡み合い、最早マスターの一部のようになってしまっていました・・・そんな状態で無理に引き剥がそうとすれば、マスターの“魂”を傷つけ、最悪の場合、マスターが死んでしまう・・・』
「・・・俺はまた・・・虚となって暴走してしまう可能性があるって訳だ・・・」
この時、イタチはふと“精神世界”で戦った虚の“闇の意思”の最後の言葉を思い出した・・・
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