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「フッ・・・そんな“代償”など・・・“主”のために戦う我ら、守護騎士には関係ない!!」
シグナムは未だ変わらない強い眼差しでイタチを見ながらそう言う。
「なるほど・・・すでに“覚悟”はできているって訳か・・・」
『マスター・・・私にも一応カートリッジシステムが付いています・・・試してみては?』
「そうだな・・・ここまで、本気で戦った相手だ・・・ならばその相手と同じ土俵に立って戦うのが礼儀というもの・・・村正・・・カートリッジロード・・・」
『御意。マスター。ロードカートリッジ。』
そうして村正からも空薬莢が排出され、イタチの“チャクラ”も爆発的に上がる。
「ッ!?」
(ぐっ・・・なんて膨大な“チャクラ”だ・・・たった一度でこれ程の“チャクラ”を得られるとなると・・・なるほど・・・“代償”の方も納得するものだな・・・)
「イタチ・・・初めてデバイスを持つのにも関わらず、いきなりカートリッジシステムを使うとは・・・無謀だな・・・」
「それはお互い様だ。シグナム・・・これしきの“代償”・・・俺達、忍には何の問題もない・・・」
イタチはそう言いながら一旦村正を地面に刺し、今度は両手で印を結び、右手を地面に向け、構える。
「“千鳥”!!」
イタチがそう言うと同時に“千鳥”が発動するのだが、
バチッ!!バチチチチチィィィンッ!!
先程の不完全な“千鳥”どころか前回の戦いの時以上の“輝き”を放っていた・・・
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