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「!?」
(あのシグナムがここまでぼろぼろにさせられただと!?あそこにいるあの少年・・・そこまでの実力者だと言うのか!?)
「ッ・・・わかった・・・」
ザフィーラはそう言うと人型に変わり、シグナムに肩を貸す。
「すまないな・・・」
「我らは同じ守護騎士の仲間だ・・・これくらい・・・気にするな・・・」
「!?おい。狼男。」
「・・・なんだ?」
「・・・貴様・・・アルフと同じ・・・“使い魔”という奴か・・・?」
「ッ!!ベルカでは“主”に仕える獣を“使い魔”とは呼ばん!!我は『闇の書』の守護騎士、ヴォルケンリッターの一人、盾の守護獣、ザフィーラ!!」
「イタチ・・・この勝負は・・・何時か片をつける・・・」
「あぁ・・・」
そうしてシグナムとザフィーラは転移していった。
(先程から近づいてくるこの“チャクラ”の質・・・間違いない・・・“あいつ”だな・・・)
近づいてくる者が誰なのか、すでに気付いているイタチは思わず笑みを零す。
そして、その人物が近づき、イタチに声をかける。その人物とは・・・
「そこの人。大丈夫ですか?できればそのまま同行を」
「久しぶりだな・・・クロノ・・・」
「!?イタチ!?」
イタチが認めた数少ない一流の魔導士にしてイタチの大切な“友”の一人である・・・
時空管理局の執務官、クロノ・ハラオウンだった・・・
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