プロローグ

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「必要?」 「そうだ・・・これから先、『ジュエルシード事件』以上に壮絶な戦いが起きる・・・その戦いを生き抜くためにも村正殿の“力”が必要だと思ったから・・・デバイスとして蘇らせ、イタチ殿に与えようと思ったのだ・・・」 魔狐はそう言って、イタチに村正を与える理由を説明する。 「まぁ、俺としては元々デバイスには興味があったから問題ないが、村正自身は納得しているのか?」 「えぇ・・・私も新たな“主”を得られることに対して、むしろ本望です・・・マスター・・・」 「そうか・・・」 「それでは、正式な“契約”を始めてもよろしいですか?」 「ん?あぁ・・・確かなのはも最初の頃はレイジングハートと“契約”してたな・・・それで?村正との“契約”はどうすればいいんだ・・・?」 「簡単です・・・ただ握手するだけで“契約”完了です・・・」 「ずいぶんと楽な“契約”だな。」 「それが魔狐クオリティ♪」 「・・・」 この時、イタチは思った。 (・・・こいつも黒川と同じタイプか・・・?) 「まぁ、とりあえず・・・これからよろしくな・・・村正・・・」 「こちらこそよろしくお願いします・・・マスター・・・」 そうして握手し、村正は正式にイタチのデバイスとなった。 「では、参りましょうか。イタチさん。村正さん。」 「あぁ・・・行くぞ。村正・・・」 「御意。マスター。」 「では、魔狐様・・・お願いします・・・」 「うむ・・・」 そして、イタチ、村正、黒川の三人は魔狐によってなのは達が待つ世界へと転移していった・・・
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