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「ああ。お願いしても良いですか?」
悲痛な叫びをあげながらお兄さんが私の両手を握り締めた。
黙って私が頷くと、響がタオルを投げつけてきた。
「10分でシャワー浴びてきて。俺も用意あるから」
そう言って、お兄さんのネクタイを3つ4つ取りだし、首にかけだした。
……本当に夫婦みたいだこと。
「そら、速く!」
「わかったわよ! お風呂どこよ!」
私には適当ですけどね。
そう思いながら、指さされた方へと進む。
![image=480604885.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/480604885.jpg?width=800&format=jpg)
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