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男子の中で、物静かに佇んでいるだけの人。 そんなイメージだったけど、 アタシは何故なのか… 彼が笑うとドキドキしたし、 彼が少し不機嫌だと 何か悪い事したかな?と心配になるほど 彼の事が気になった。 彼の事を馬鹿にしたように扱う奴は 手当たり次第ぶちのめしてやりたいと思った。 それが『恋』だと気づくのも そんなに…気の遠くなるほど先の話ではなかった。 気付いた時は、喉に何かつっかえてしまって、 横隔膜がけいれんを起こし、 水を飲んでもそれが治まんなくって 数時間気持ち悪い思いをしていたのに、 呆気なく治って 気持ち悪いのが一気に晴れた。 そのくらいすっきりしたし、 2週間くらい便秘していたのが 一気にドバーッて出たくらい 爽快感が有った。 『そっか…アタシ…横田くんのことが…好きなんだ。』 アタシが絶対に解けない数学の数式を、 なぜかひらめきで解けちゃった! まさにそんな感じだった。
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