第4話

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「うん、そう。」 リビングの光が漏れる。薄っすらと意識が戻って、オレは、隣にいない清香を探す。聞こえてくるのは、清香の声。 「清香・・・?」 オレは、リビングを覗く。ソファに座って、膝を抱えた清香が、携帯で誰かと話してる。 「ちょっと待って。・・・・浩くん、起きちゃった?」 くりっとした目をこっちに向けて、携帯を耳から離す。近寄ったオレに、場所を開けてくれる。 「じゃ、月曜日?」 誰と話してるんだろう。漏れ聞こえる声は、どこか聞き覚えがあるけれど、判別は無理で。
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