第4話

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オレの腕の中で寝息を立てる清香。 すごく愛しくて、すごくすごく愛しくて。 何故か、泣きそうになってくる。 清香の髪に指を通して、撫でて、この腕の中にいる温もりを確かめる。 大丈夫。 ちゃんとオレを見てくれてる。 さっきの電話の相手が例え亮吾であっても、気にしない。 気にしない方がイイ。抱き寄せて、清香を確かめて、眠る。大丈夫。清香は、オレを見てくれてる。ここにある温もりを、ただ見つめることだけを決めた。
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