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オレの腕の中で寝息を立てる清香。
すごく愛しくて、すごくすごく愛しくて。
何故か、泣きそうになってくる。
清香の髪に指を通して、撫でて、この腕の中にいる温もりを確かめる。
大丈夫。
ちゃんとオレを見てくれてる。
さっきの電話の相手が例え亮吾であっても、気にしない。
気にしない方がイイ。抱き寄せて、清香を確かめて、眠る。大丈夫。清香は、オレを見てくれてる。ここにある温もりを、ただ見つめることだけを決めた。
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