36人が本棚に入れています
本棚に追加
いつもよりちょっと遅い夕食。今日は、和風に煮魚が中心。全部の料理をテーブルに運んで、戸棚から私と亮吾の箸を出して、並べる。
「亮吾、お酒飲むの?」
日本酒のビンを見せながら、私はカウンター越しに亮吾に声を掛ける。
「あ~、いいや。後にしとく。」
‘早く早く。’って、子供みたいに、席に座って、私を手招きする。私は、‘ハイハイ’って、笑いながら席につく。二人で手を合わせて、
「「いただきます」」
ハモって、二人目を見あわせて、ニヤって笑って、箸を持つ。
最初のコメントを投稿しよう!