第5話

10/18
前へ
/79ページ
次へ
箸遣いの綺麗な亮吾。 私は、箸って苦手。普通に使えるけど、魚とか難しい。なのに、亮吾は、綺麗に小骨までより分けて、綺麗に食べる。だからさ、作るほうとしても、見ていて気持ちがいい。 「何、ニヤニヤしてんの?」 亮吾が、私の口の端についたご飯粒をとってくれた。 「別に。」 ‘ありがとう’って、翔くんの指の先についたご飯粒を舐めとる。 「可愛くねぇの。」 二人で笑った。‘私は、可愛いんです~。’私も、ふふって笑った。
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加