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「亮吾って、何も聞かないよね。」
夕食の片付けも終わって、シャワーも終わって、二人、ベッドに入ってる。
亮吾の家みたいに、大きなベッドじゃないけれど、それでも、狭いのは狭いなりに特典があって、亮吾とすっごく近くにいれることとか、どうしたって抱きついて寝なきゃいけなかったり。
今だって、亮吾の腕枕。
私は、亮吾に抱きついてる。
「はぁ?」
裏返った声が聞こえる。普段は低い亮吾の声が、こういう時は、誰よりも高くなる。
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