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目を覚ますと、ソファの上にいることに気が付いた。未だに頭は痛みを訴え、律也は顔をしかめた。
「野町さん、気が付いたんだね」
ドアが開いて舞牙が入ってきた。
「体、起こせる?」
「あぁ…」
舞牙に補助してもらいながらゆっくりと上体を起こすと、舞牙は律也のベッドの側にある椅子に腰掛けた。
「さっきはちょっと乱暴してごめんね」
律也は首を左右に振った。すると舞牙は、にこりと笑ってベッドにのり、律也を押し倒しながら上に覆い被さってきた。
「豆さんの次に好みかな」
「…何するつもりだ?」
「こうされても分かんない?もしかしてハジメテ?てことは俺が一番のりだね」
舞牙は妖しい笑みを浮かべ、律也の唇に自分のを重ねた。律也は突然の彼の行動に身体をばたつかせた。だが、舞牙はそんなのもお構い無しに行為を続けていく。やがて律也の口内に舞牙の舌が侵入し、彼が唇を離すと銀色の糸が二人を繋いでいた。
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