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マンションに戻ると、声を上げる間もなくタカヤに唇を塞がれる。
いつに無く荒々しいキスに戸惑いながら、あたしはそれに応えるように唇を開いた。
タカヤの舌があたしのそれに絡まると、それだけで身体の奥が熱をもっていく。
そのまま終わりそうもないキスを受け止めながら、あたしはこれからの事をぼんやりする頭で考えていた。
タカヤの指がなぞるように肩から胸へと下がっていく。
それを制するように、タカヤの手に自分の手を重ねた。
「待って。シャワーを浴びるから」
あたしはそのままバスルームに向かうと、鏡の前で髪を解いた。
ヘアピンを一本一本丁寧に髪から抜き取っていると、タカヤが後ろから抱きしめてきた。
そして、ワンピースのファスナーを下ろして背中にキスをする。
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