10515人が本棚に入れています
本棚に追加
ベッドの上で、深く唇を重ねる。
最初はこのキスがとても苦手だったのに、今では舌が触れるたびに愛おしさが込み上げてくる。
タカヤの男のクセにしっとりとしたこの唇の感触が好き。
良く冷えたペリエを呑んで、冷たくなった口内が途端に熱を放つ。
いつだって、タカヤはあたしに熱を与えてくれる。
この心にもその温もりが伝わって、あたしはいつの間にかタカヤに愛されたいと思ってしまった。
……だから、この恋は終わるのだ。
最初のコメントを投稿しよう!