第1話

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勿論その男の子どもだったのだが、その男は産むと言った親友に堕ろせと言い張り、それでも聞かない親友を殴りつけた。 親友は殴られたショックで流産してしまい、その後その流産が元で心に病をおった。 子どもを流産した親友は、病院にいる頃から少しおかしかった。 流産の手術をしたのに、お腹をさすり、(もうすぐだよ)と話しかけたり空中に向かって誰かと話しをしたり・・と。 さすがにおかしく思った親友の家族が診療科に親友をつれていった。 そして、そのまま入院してしまった。 今、親友は胸にいない赤ン坊を抱いて病院のベッドで楽しそうにしているらしい。 そんな事があり、その社長の顔を知っていたのだ。 そして、お茶を持っていった私に社長はその息子との縁談を私に打診してきた。 勿論、私は断ろうとした。 だが、部長に窘められとりあえず会うだけは会う事にした。 お見合い当日、あの男は私の顔を覚えていなかった。 そして、父親に私との結婚を望んだのだ。 勿論私が同意するわけもなく、部長経由で断ってもらった。 その○○物産の社長が今日の夕方この会社に乗り込んできたらしかった。 そして、この会社との契約を打ち切ると言い放ったのだ。
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