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「そろそろ夏休みだね。合宿ある…。」
もうそんなたったんだ。
私が入学してもう三カ月。
最近の悩みは沙紀の部活中のこと。
やっと見えてしまった、本性。
こんな悩まされるとわ…。
私はこの頃サイドだけではなくポストなどいろんなポジションをやっていた。
ポストからはいろんなことが見える。
にしても、私の学校の女ハンは弱すぎた!
でもどうにか強くなりたい。
そんなこと思っても団体競技だからね…。
こんなことを毎日考えている。
「ぐずぐずしてねぇーでさっさと走れこの野郎!!」
またはじまった…。
沙紀は立場とか考えず先輩にまでこの調子。
もう先輩たちも機嫌悪い。
そりゃね、私だって普通に怒鳴るし、注意だってするよ?
この子の悪いとこはここ!
「咲良!!いい加減にしろ!!くそか、てめぇわ!」
これはまずいだろ。
とか思いつつ、ミーティングで言っても治らないから、
みんなで練習中に言ってくことにした。
けど、注意した人を集中攻撃するくせは治らなかった。
私もその犠牲者だ。
どうもさつきは私が他の1年と違って自分の言うこと聞かないのが気に食わないらしい。
私から見れば他の1年はビビって何も言えてないだけなんだけどね。
「侑李さん。合宿って何するんですか?」
「ほぼ練習試合かなー。男子と同じ練習もするけど。まぁ男子となら今でもやってるからできるしょ?」
「それは大丈夫ですけど。練習試合ばっかかぁ。これを見てると嫌になりますね。また集中攻撃ですよ。」
「もうどうしたらいいんだろうね。」
「ホントですよね。」
「「はぁ…。」」
こんなことを話しながら合宿の日になっていった。
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