プロローグ

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『あなたは私との時間をおぼえていますか?  私はあなたとの時間おぼえています。  あなたは私にとっていつもまぶしい太陽だったから。』 20××年4月 私は田口祐奈。 私は高校に入学した。 下駄箱の横を見ると私は1-Eだった。 「翼と隆いるじゃん!うぇーい。」 同じ中学だった人が二人もいるなんてめっちゃうれしかった。 私は出席番号38番でした。 だから周りに知ってる子が…。 いたーーーー!!!! 「ちっちゃん!!!」 「ゆっちゃーーん!!」 塾で一緒だった堺千沙紀だ。 「ちっちゃん、1年間よろしくね♪」 「よろしく!!」 入学式が始まった。 中学で同じクラスだった人は、E組以外、みんな一人だ。 と思いながら、体育館の2、3年の間を歩きながらある人物を見つけた。 成谷怜也。 私は入学式の時点では何もわかっていなかった。 この人が、私の高校生活の中でとても重要な人だということを。
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