0人が本棚に入れています
本棚に追加
20××年4月
俺は、入学式の会場にいた。
たまたま、2、3年の間の道を歩いてきていた女の子と目があった。
「きれいな顔立ち。」
とか言っているうちに、その女の子はいなくなってしまった。
「そのうちまた会えるべ。」
独り言を言っているのが雅樹に聞かれていた(笑)
「お前、独りで何ぼそぼそ言ってんの?」
「いや、きれいな顔立ちしてる子いて。」
「ふーん。」
雅樹は興味無さそうに聞いていた。
ーガラッ
教室に戻ると、俺と雅樹と侑李しかいなかった。
俺たち2年もまだクラス替えしたばっかで、女子としゃべることなんて
まだなかった。
「雅樹!俺が独り言言ってたの内緒な♪」
「えー。まぁしょうがないか…。」
「そういえばさ、侑李って何部だっけ?」
「うち、女ハンね。」
「そうだった、そうだった。」
3人で話してるうちにみんな集まってきて、解散になった。
ー次の日ー
「うわー、やべぇ、遅れるかも。」
そう思いながら、チャリをこいでいた。
「よっしゃ!間に合う♪」
学校の近くになって、バスやらチャリやらといっぱいいた。
すると、俺の近くをバスが一台通って行った。
「あれ?」
あのこが乗っていた。
「朝から見れるとか♪」
ニヤニヤしてるうちに、学校に着いた。
最初のコメントを投稿しよう!