あのこ。 <怜也side>

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「いやー、朝からマジニヤニヤしちゃうわ。」 「お前、きもいぞ。」 「うるさいな。雅樹もそのうちこの気持ちがわかるようになるさ!」 「いや、むりだわ。」 朝からあの子を見れた俺はすごくテンションが上がっていた。 「また会いたいなぁ♪」 俺はこんなことおもいながら、移動教室に向かっていた。 俺の移動教室の席は窓側の一番後ろ。 窓からは、グラウンドが見える。 だから、他の学年や他のクラスの体育を見ることができる。 ちょうど見てみると、1年EとFの体育の授業をやっていた。 「なんか今日いいことばっか♪」 「お前きもい。」 「うるせーなぁー。可愛いんだからしょうがなくね?」 「てかさもう5月だな(笑)」 「何いきなり(笑)ん!?お前ハンド部だよな?」 「そうだよ。」 「じゃあ、わかるよね?あの子の名前♪」 「あぁ、俺まだ一緒に練習したことねぇわ。」 「うそだろ…。」 「すまんな!!ニコッ」 「くそ。」 俺らはこんな話をしながら授業を受けていた。
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