プロローグ

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……まただ。 僕の胸に縋って必死に問い詰める君に、ただ謝ることしか出来ない。 今回こそは。 そう思っても、結局涙ながらに訴えてくることは、誰もが同じで。 懲りもせず、また他人を傷付けてしまったという事実に凹む。 だって僕にとっては、どちらも比べようがない程に大切なんだ。 …………選ぶなんて、できるわけ、ない。 .
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