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先生は、聞き上手なのか?
あたしが話しかったのか?
18歳までの出来事や、悩みを、ぺらぺらと話してしまった。
ふうん、と
呟いた後、
鳴海先生は驚くような提案をしてきた。
「小畑、俺がつき合ってやろうか。」
「はあ?」
あたしは素っ頓狂な声をあげた。
人の話を聞いてんのかこの男は、
男が嫌いだって言ってんでしょ。
それになに上から目線なのよ。
「俺とつき合ってることにしたら、全部解決じゃね?」
「だから私は男が…」
「俺は平気なんでしょ。」
「だから、あたしをそういう目で見てない人だから。」
「見てたけど?」
「は?」
「小畑、かわいいし、全然だめなくせに合気道一生懸命だし、
おばさんたちにも優しくてさ。
ここに居る人たち誰もが小畑のファンだろ。」
「ファンて、わたしの?」
「その山のような贈り物がその証拠じゃないか。
人生経験豊かなおばさんたちが、いつもむくれてる高校生に、
普通ものなんかくれないだろ。
小畑の笑顔に魅力があるからだよ。
お前に笑ってほしいんだと思うな。」
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