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『貴方達は現実世界で死に、現在運良く生と死の狭間にいるのです』
「ふざけんな!!何が運良くだ!結局は死んでんじゃねーかよ!!」
「そ、そうよ!ここにいたって意味ないじゃない!!」
皆口々にものをいうが、私もその通りだと思う
『まあまあ、落ち着いて下さい。元の世界に戻る方法はありますから。』
みんな安堵した表情を浮かべる
だがそれも一瞬だけだった
『これから始まるゲームで生き残った勝者、ただ一人が元の世界に戻れます』
一人だけ
みんながその言葉で騒ぎ出す
そりゃそうだ
いきなりこんな所に来て一人以外死ぬと言われてるんだもの
『ご心配なく、ゲームは誰でもやったことのあるものです。難しいものには説明が付きますから』
「そういうこと言ってんじゃっ…!」
『ではVie(ヴィー)game(ゲーム)、スタートです』
そんな…
「いきなり言われても…」
仮面を付けた奴が今度は私を見た
『…無事を祈ります…』
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