第1話

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「違います!わたしたちの部活に付き合ってたから落ちた、なんて言われたらどうしようってです。」  嘘だけれども。  ていうか先輩、すごい頭いいんだね。  指定校推薦だもの。  1年生からしっかりしてなきゃもらえないもの。 「………じゃあ先輩。これからも部活は参加するんですよね?」  わたしは階段を2,3段駆け上がると、彼ににっこりと笑いかける。  よしよし、これからも無事に会えるみたいだ。  しっかりと英語と数学と理科を教えてもらわないと。 「……さあ?気が向いたらね」  先輩、わたし先輩のこと――――……  やっぱりすごく、好きみたいです。  「先輩、わが部の勝利のためによろしくお願いしますね」  「………気が向いたらね」 2010.11.10
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