第3話『螺旋(らせん)』(仮)

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      ○瑞梛視点○ 梛弛があのような所に、居るなど兄上や朔乃様に知られる訳にはいかぬのだ。 調べさせたら…直ぐに梛弛の居場所はわかった、じゃが鬼僮丸から逃げるためとは申せあのような場所に居るとは、絶対に兄上と朔乃様に知られる訳にはいかん。 瑞梛「そうじゃ…それより、梛弛を人買いから救って下さった方が、何でも今は、壬生浪士組に居られるとか…確か名は、近藤 勇殿と申されるそうじゃ。」 梛『あの…無法者の集まりに、梛弛を助けた奴がいるって、嘘だろそれ。』      ◎梛視点◎ よりにもよって、あの無法者の集まりに、梛弛が助けられたなんて嘘としか、思えん。
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