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○瑞梛視点○
妾も最初そう思ったが…実際、壬生浪士組も無法者ばかりではないと聞く。
逢ってみない事には…分からぬがな。
瑞梛「嘘ではない、信の事じゃ…無法者の中にも、人徳のある方もおられるのじゃ。」
梛『へぇ~それでその者がどうかしたのですか?姉上。』
瑞梛「それが…今度、朔乃様が近藤殿に、お逢いして梛弛を助けて下さった、お礼を申されたいそうじゃ。」
梛『母上が…そんな事を言っておられるのか。
危ないに決まってる。』
この屋敷の中で、今梛弛が陰間茶屋に居る事を知ってるのは…瑞梛と梛の2人だけしか知らない。
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