#2タイムリミット

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解剖室 解剖室には俺、所長、翔子がいた。 所長は遺体の入っている袋を開け遺体の状態を確認して「酷いな。 骨まで腐ってる。」と言った。 俺も確認したがかなり酷い。 死後五年は経っている。 唯一解るのは性別、身長位だ。 所長は「晃君何か分かります?私はほとんど分からない。」と顔をしかめながら言った。 俺は暫く遺体を眺めある事に気付いた。 俺は所長に「何かスポーツやってましたね。 恐らく卓球だと思います。 肩胛骨と膝がかなりしっかりしてるんで。」と言った。 所長は暫く遺体を眺め頷き「確かにその通りやね。 でも年齢が分からない。」と困惑しながら言った。 俺は遺体を観察し「当時17位だと思います。」そう言い遺体を観察している。 俺は肩が異常な形をしている事に気付いた。 そして「肩を拡大して下さい。」俺はそう言い拡大された肩胛骨を見た。 俺の睨んだ通り肩が外れていた。 恐らく直接の死因は頸動脈を斬られた事だろう。 頸椎に微かに傷がある。 そしてその後、焼殺し湖に沈めた。 肩が外れていたのは抵抗したからだろう。 これ迄の情報をまとめると身長約150cm、年齢17歳前後、卓球選手もしくは趣味でしていた。 直接の死因は斬殺か焼殺どちらかで、そして殺人後、死体遺棄。 用意周到、出来すぎている。 俺は確かめたい事があり解剖室を出ていった。
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