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原題『CANNIBAL HOLOCAUST』
1979年イタリア映画
<スタッフ>
監督|ルッジェロ・デオダート
音感|リズ・オルトラーニ
撮影|セルジオ・ドフィッツィ
美術|アントネッロ・ゲーリング
<出演>
ロベルト・ケルマン(モンロー教授)
ルカ・バルバレスキー(アラン)
フランチェスカ・チアルディ(フェイ)
サルバトーレ・ペイジル
パオロ・パオローニ
<ストーリー>
アメリカの撮影隊がアマゾンの奥深くにロケーションに行ったきり、行方不明になった。
数日後、現地のガイドとモンロー教授(ロベルト・ケルマン)率いる調査隊が捜索に向かう。
“グリーン・インフェルノ”と呼ばれる未開のジャングルで、彼らは現地民族と遭遇し、更に撮影隊の所持品である数本のテープが発見される。
しかし、撮影隊は遂に見つからなかった。
アメリカに持ち帰ったテープには、野心家のテレビマン、アラン(ルカ・バルバレスキー)率いる撮影隊が遭遇した驚愕の映像が記録されていた…。
<感想>
全てのフェイク・ドキュメンタリー、モキュメンタリー映画の原点とも言える、モンド映画の最高傑作でしょう!!
人が人を食べるという、カニバリズムをテーマに、現代文明を持つ撮影隊が独自の文明を持つ民族に対して執拗な嫌がらせを働き、エスカレートしていく様を見せつけ、最後に報復を受ける。
『食人族』とありますが、実際観てみると、上記した通り撮影隊が嫌がらせを働きその結果やられてしまうのです。
劇中、彼らは生きたカメを解体し食し(本当)、民族の住みかに火を放つなどの非人道的な所業を繰り返します。
本当の野蛮人はどちらなのか?
撮影隊?
民族?
ちなみに、監督のルッジェロ・デオダートはこの作品の三年前に『ULTIMO MONDO CANNIBALE』日本題名『カニバル 世界最後の人喰い族』という映画をとっており、こちらがカニバル映画の元祖と言われております。
※注意※
この作品は劇中、実際に生き物を解体するなど、動物愛護団体に非難されたシーンがあります。
私はそういう行為を許せません。
しかし、評価する上ではそれを含みません。
あくまでも私自身の評価ですのでご了承ください。
<総評>
★★★★★
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