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翌朝、目覚めて向かったリビング。
ソファーでぐっすりと眠ってる
大野部長の寝顔をじっと眺めながら
コーヒーを飲んでいると
寝返りを打った部長が
コロンとソファーから転げ落ちた。
「ぶっ…」
思わず吹き出した私を
転げ落ちた床に横たわったまま
鬼がジロリと見上げる。
「起きたのなら
何故俺を起こさない?
お前は俺を観察するのが
趣味なのか?」
「…いえ…
あまりに気持ち良さそうに
眠ってらしたので…」
ムクリと起き上がった部長は
ソファーに座り直して
髪をワシワシと掻き上げた。
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