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グラスにお水を注いで
ソファーでグッタリしてる
部長に声をかけた。
「竜生さん、お水飲んで下さい」
「んー…」
トロンとした瞳で私を見つめて
ヘラッと笑った部長が
グラスを私の手から取り上げると
カタンとテーブルに置いて。
「…どうしたらいい?」
「は?」
「どうしたら…
お前は俺を許してくれる?」
そう呟いて…
私の腕をグイッと掴んで
強く引き寄せる。
その勢いで
部長の上に倒れ込んだ私を
そのまま胸の中に包み込んだ。
「たっ…竜生さんっ?」
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