再生

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バカか! そんな恰好でウロウロするな! そう思いながら咄嗟に 河野の腕を掴んだ。 「お前… なんでこんなコトしてんだ?」 俺の問いかけに つぶらな瞳をキョロキョロさせて 「あの…えっと…」 焦りまくってる河野の姿に 若干笑いが込み上げそうになるが そこは必死に堪えて 俺は河野の腕を引いた。 「ちょっとそこに座れ」 全てがピンクだらけの いかにもって感じのベッドに 河野を座らせてから 俺もゆっくりとそのベッドに 腰をかける。 小刻みに震える河野の肩に 大きくため息を吐き出した。
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