1836人が本棚に入れています
本棚に追加
『ねぇ竜生さん…。
もう…忘れた?』
その質問に俺は小さく笑う。
「啓太、お前以上に俺は
愛果への思いは強い。
なんてったって…
…当事者だからな。
余計な心配するなよ。
俺はあの頃と何も変わらない。
家政婦はあくまでも家政婦だ。
用件はそれだけだ。
何か不都合があったら連絡くれ」
『…解った。
じゃ在庫確認して
今日中に届けておくよ』
「ああ、頼んだぞ」
啓太との電話を切って
やっぱりため息を吐く。
最初のコメントを投稿しよう!