警告

8/23
前へ
/37ページ
次へ
呆然としてる俺に向かって ゆっくりと伸びて来る 河野の細い腕。 いかにも抱きしめてと 男を求める女の細い腕が スルスルと伸びて来て… 「…亮…」 もう一度河野の口から 吐き出されたその声に 俺の中の何かがプツンと切れた。 「河野莉央! いい加減に起きろっ!」 大声で言った俺に パチッと河野の瞳が開かれて 「はいっ!」 と元気よく返って来た返事。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1836人が本棚に入れています
本棚に追加