友達

18/20
前へ
/35ページ
次へ
じっと無言のまま 私を見つめていた啓太さんが 小さくため息を吐いて。 「…それは所詮、 綺麗ごとじゃねーの? 相手を好きになれば 好きになるほど 自分だけのものに したくなるのが普通だろ?」 「…そうかもしれないけど… 部長は…どん底まで 堕ちそうだった私を救ってくれて …いくら部下だからって… ここまでしてくれて… 部長は私に教えてくれたから…」 私の言葉に啓太さんが 首を傾げる。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1555人が本棚に入れています
本棚に追加