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すまない…愛果…。
俺の本音は…
どうやら違うみたいだ…。
切り裂かれるような痛み。
苦しくて…虚しくて…。
あの公園で…
真っ赤に胸を染めた愛果を
見つけた時と同じ痛みが…
俺の中に蘇る。
必死にそれと戦う俺に
河野が気づいてしまわないように
強引に液晶に戻した視線。
だけど…
「私はっ…」
苦しそうに吐き出された
河野の言葉で
再び向けた俺の目に映ったのは
小さく震えながら
必死に俺に訴えかける
河野の姿だった…。
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