愛果の思い

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ゆっくりと開いた日記帳は 1年ごとにきちんと 仕切り板が挟まれて 愛果が20歳から 殺されるまでの5年間が そこにしたためられていた。 愛果と俺が出会ったのは 俺が26歳 愛果が22歳の10月だった。 震える手でそのページを探す。 決して長い日記ではないけれど 懐かしい愛果の丸っこい文字が そこにはたくさん並んでいて…。 1ページずつめくって ようやく俺の名前が書かれてる ページを見つけた。
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