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読み終えた瞬間
俺の瞳からは
涙が溢れ出していた。
それをじっと見つめていた
啓太がゆっくりと語りかける。
「愛果の思い…
解ってくれるよね…?
愛果は死んでも…
竜生さんの幸せを祈ってるよ。
竜生さんが
愛果の夢を見れないのは…
俺から愛果を奪ったとか
愛果が本当は”あの人”を
一番愛してたとか…
そんな風に
考えてるからだと俺は思う。
愛果が一番愛してたのは…
…俺じゃなくて竜生さんだよ」
黙ったままの俺に
啓太は再び言葉を続けた。
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