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いつも大人で…
私を励ましてくれて…
愛果さんの事も
部長と私の事も
いつも優しく頭を撫でて
なだめてくれた啓太さん。
その体が微かに震えて
私の頭に頬をのせて…
「莉央ちゃん…
竜生さんの事…
よろしくね。
あの人…
誰よりも俺を
解ってくれてる
唯一の人なんだ…
3年間も苦しめて来たのに…
それでも俺を
心配してくれるような…
温かい人だから…」
静かに呟く啓太さんの
言葉をじっと聞きながら
私は小さくコクンと頷くしか
出来なかった。
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