あの場所から

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自分の思いを悟ってから 少しして。 河野と二人、 残業している 静かなオフィス。 言いにくい事ではあるが 意を決して河野に声を掛けた。 「ひとつ…頼みがある」 俺の言葉に瞳を揺らす河野。 だけど啓太の思いを 考えたら… こうするべきだと俺は思った。 「啓太のことなんだが… 今週末にでも… 会ってやってくれないか?」
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