1402人が本棚に入れています
本棚に追加
ブラックコーヒーと
ミルクティーを入れて
リビングに戻ると
ぼーっと窓の外を眺めていた
部長の視線が私に移動して
じっと見つめられるその瞳に
やたら緊張しながら
部長の反対側のソファーに
腰かける。
「…何でそっちに座る?」
「…は?」
ポカンとした私に
部長は肩でため息を吐き出して。
「こっちに座れ」
口元に手を当て
やっぱり恥ずかしそうに
少し視線を逸らしながら
そう呟いた。
最初のコメントを投稿しよう!