1624人が本棚に入れています
本棚に追加
もう不安にさせたくなくて
小さな体を引き寄せ
ぴったりと肌を触れ合せてから
俺はゆっくりと話した。
「大学の頃の友人に
詐欺グループに詳しい
ジャーナリストがいて
そいつに偽ダイヤ詐欺を
やってるグループの線から
調べてもらった。
川添亮は、またきっと
莉央に接触して来ると
思ってたから…
いつでも被害届が
出せるようにと思って
一応…な。
彼自身も本名が割れてる以上
莉央に何かして来る事も
ないだろう。
万が一、そんな事があれば
必ず俺が莉央を守るから
もう何も心配しなくていい」
俺の言葉に河野は
ホッとした顔を
浮かべて呟く。
最初のコメントを投稿しよう!