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「彼女の旦那…
5年前にね…
愛人と一緒に交通事故で
亡くなったんだって。
あの子…
悠斗がまだ3ヶ月の時にね。
最初は、お互いの傷の
舐め合いみたいな関係だったけど…
俺ね…
杏子さんと
結婚しようと思う。
彼女を支えてあげれるのは
たぶん俺しかいないと思うし。
俺の痛みを解ってくれるのも
彼女しかいないと思うから…
それに悠斗がさ…
俺の事をパパって
呼んでくれるんだ」
「…そうか…」
すっかり悠斗くんと
仲良くなって一緒に滑り台で
はしゃぐ河野を見つめながら
啓太がクスっと笑みを浮かべる。
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