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時計の針が9時を回った頃
ようやくガレージに
パパの車がバックする音が聞こえて
急いで玄関に迎えに出る。
車から降りたパパに
「パパ、おかえり!」
そう声を掛けた私に
パパはニコリと笑いながら
車のドアを閉めた。
「ただいま愛果。
遅くなってゴメンな」
ポンポンと私の頭を叩いた
パパのスーツから…
ふわりと香って来たのは
女物の香水の匂い…。
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